断熱工事(保温・保冷)のプロとして現場を
マネジメントし、様々な建物の建設に貢献していく
施工管理職
K.T
エンジニアリング事業本部 首都圏事業所 2018年入社
工事前の下準備から現場の施工管理、
利益確保まで、案件全てを担う
ビルなどの建設にあたって、空調や水などを供給する設備の熱が発生する部分に断熱工事(保温・保冷)を行うのが、エンジニアリング事業の仕事です。具体的な仕事の流れとしては、営業が受注した案件について、まずお客様と打ち合わせをし、施工現場のルールや施工内容・工事期間等を確認。その後、お客様にいただいた図面のもと、最終的な利益の確保を考慮した上で必要となる資材の調達、必要となる数の職人さんの手配を行い、さらに工事開始後は、現場に乗り込み施工管理業務を行います。難しいのは、ほとんどの場合、イレギュラーが発生すること。例えば、当社の工事の前工程が遅延すれば計画を引き直す必要がありますし、また、予定外の工事が発生した場合はお客様と追加費用の交渉を行うなど、状況の変化に応じた臨機応変な対応が求められます。苦労は尽きませんが、案件におけるヒト・モノ・カネ・情報の4大資源を管理するのは自分であり、その管理の方法も一人ひとりに任されていて自由度が高いのが魅力です。

ビッグプロジェクトの経験を
通して、大局的な視点を獲得
自身の成長の転機となったのは、2年目に数億規模の、誰もが知る有名な建物の案件に携わったことです。当社としてもビッグプロジェクトであり、私一人ではなく、先輩と一緒に担当しましたが、当時の私としてはかなりハードルの高い案件でした。毎日、50人以上入る職人さんの仕事を割り振り、作業エリアごとに職長(職人のリーダー)を選出し、工事完了までスムーズに作業が進むよう監督していく。そんな中で心がけたのは、お客様に積極的に提案すること。お客様の様々な要望に対して、自分なりに最適解を考え、先輩やベテランの職人さんに確認した上で提案し、できる限り効率的な工事を実現していきました。そんな中、現場で考える力、提案する力が身につき、また、現場を俯瞰して判断する大局的な視点を得ることができました。同時に大規模案件に対する不安や恐れも克服できたと思います。


知識があればあるほど、
提案できることが増えていく喜び
自分に知識があればあるほど、お客様に提案できることが多くなるのが、この仕事の魅力です。また、それによってお客様にご満足いただけると、営業を通さずに直接、私に連絡が入り、次の案件につながることが多々あることにもやりがいを感じています。そんな中でも、私が現場で大事にしているのは、人とのつながりです。それは、職人さんたちに気持ちよく働いていただけることこそが、より良いアウトプットに直結するからです。現場で様々な経験を積んだ結果、年々、コミュニケーション能力が高くなっている気がします。入社当初の自分と比べると、別人ではないかと思うくらい(笑)。今後、目指す姿は、「業界にこの人あり」と言われる人になること。最近、業界全体の「断熱若手会」に選出されたので、まずはそこで活躍できたらと考えています。

文系でも活躍できるフォロー体制
文系でも理解しやすいマニュアルのもと、OJTで無理なく業務を学んでいくことができます。また、会社が建築施工管理技士(国家資格)の資格取得を全面的に支援してくれるのも魅力。資格取得に向けて講習を受けることで、建設業の全般的な知識を得ることができます。当初、文系の私が危惧したのは、図面を見て計算するような業務ができるかどうか。例えば、結露しないためにどの温度までのものを使う必要があるのか等、細かい計算が必要なのです。しかし、条件を入れれば自動的に計算して回答が出るシステムが導入されているため、文系でも問題なく対応できます。