膨大なお客様の声を踏まえ、
広く市場に求められる自社製品を開発する
技術開発職
K.N
開発購買部 開発購買課 2019年入社
新製品開発、技術サポート、
知財管理まで幅広い業務を担当
新製品開発から技術サポート、知財管理まで、幅広い業務を担当しています。新製品開発のスタートは、営業から上がってくる膨大なお客様の声を精査しながら、当社の技術リソースや生産能力、さらには収支まで勘案した上で、ニーズがありそうなところにフォーカスすること。そこから設計して試作を行い、トライアンドエラーを繰り返しながら形にしていき、量産を実現します。苦労は多いですが、自分が設計したものが実際の形になって製品カタログに掲載されるといつも開発者としての喜びを感じます。また技術サポートとは、お客様からの製品に関するご質問に対応する業務であり、これは次の新製品開発のヒントにもなっています。さらに新製品発売にあたって特許を出願する、知財管理の業務も一部担っており、それが競合間における自社の競争力強化を深く考える機会になっています。

あらゆる開発課題を乗り越え、
競争優位性の高い製品へ
知財管理業務を一人で担当することになった時は驚きました。いわゆる開発職のイメージを超えているなと。しかし、自身に適性があり、また自身がトライしたければ、様々な業務に携われるのが当社の良さです。この時は知識ゼロの状態ながら、過去資料や代理人との打ち合わせを重ねて製品を保護する権利をつくりました。実は当社が開発する建築資材製品は、お客様のニーズを実現していくと同じような形に行き着くことも多く、そのため毎回、競合他社との差別化を図るため細かい部分で工夫を入れていくことに知恵を絞っています。とはいえ、細かい工夫を入れることで、生産効率が落ちたり、コスト高になるのは避けなければなりません。そこに難しさがありますが、その半面、あらゆる開発課題を乗り越え、自社の財産として製品を形にしていく面白さがあります。


失敗からの成功体験こそが、
より良い製品開発につながる
これまでは配管を支えるものに特化した製品の開発を多く手がけてきましたが、今後はそこにとらわれない新製品を開発し、市場の拡大を狙っていきたいと思っています。例えば、電線、ケーブル、鉄道の架線などを支持するような製品では、当社が持つ技術を大いに生かせるはずです。そのうち社内で提案して、プロジェクト化できればと思います。当社の魅力は、良い意味で失敗を許容してくれること。チャレンジングな開発にトライした結果、うまくいかなかった時も咎められたことはありません。そのため失敗を恐れる必要がないからこそ、思い切ったチャレンジができます。逆にチャレンジせず、競合他社と差別化できない製品になってしまう方が、当社にとってリスクなのだと思います。その意味で、常に未知のチャレンジに挑むことができ、そうした中での失敗からの成功体験が、個人としての成長にもつながっています。

教育研修体制について
私の場合、入社後、CADの使い方を学ぶことからスタート。その後、岐阜工場にて自社の製品について、また、営業同行を行い、お客様ニーズについて学び取りました。開発業務に取り組み始めたのは、2年目の後半からでした。ただし、この教育研修プロセスはあくまでも私の場合。一人ひとりがやりたいことや資質に合わせて、教育研修体制を整えてもらえます。また、私は非常に幅広い業務に従事していますが、これらを全ての開発職ができるようになる必要はありません。例えば、設計だけに集中したいという人なら、そこに特化して力を発揮してくれれば良いという考えです。